#15 “GUNPLA 00 10th ANNIVERSARYキャンペーンキット”を作ってみよう②
【アンテナ等をシャープにしてみよう】
ガンプラに手を入れる方にはよりシャープな完成品を実現するためにパーツのシャープ化を施される方がかなりいらっしゃいます。ここでも同様にディテールを引き立てるためにシャープ化を施してみましょう。今回のキットでは胸部の黄色いルーバー状の部位、胸(喉元)のブレード、頭部のアンテナをシャープにしますが、用いるツールはヤスリ、デザインナイフ。小さなパーツを平滑に仕上げるということで、私の場合は目の細かい平ヤスリ(金属)を使用します。紙やすりの番手で言えば800番くらいなので仕上げ用として使えるモノになります。
小さなパーツは手に持ち固定するのが難しいのでランナーに付いた状態で加工するとランナーが持ち手となり作業が容易になります。
(画像1)
胸部のブレードや頭部のアンテナはプラの厚みを薄くし形を整える作業を行います。(画像2)
画像では向かって左がキットのまま、右側のブレードを加工したものですが、ブレードを薄くする際には内側を削るというのがポイントになります。削り易い外側を加工していくと加工を終えて際に左右ブレード間の開きが得られず小ぢんまりした印象になります。
身体の中心から外に放射状にパーツが広がることでパーツを大きく感じさせる視覚効果を意識しておくとディテールアップなどを行う時に有効になるはずです。
(画像1)
(画像2)
頭部アンテナも同様に加工を施しますが、内側のアンテナは黄色いシールを貼る仕様になっています。
アンテナの厚み、形状が変わっているのでシールをそのまま貼る訳にはいきませんから、この部分はガンダムマーカーで着彩します。今回はペン先の細いタイプのマーカーを使用していますが塗り分けのラインをきれいに描くためにマーカーのインクを塗料皿に出し、細筆で塗り分けを描いています。(画像3)
(画像3)
次回:スミ入れで全体の印象を引き締めよう!
キャンペーンの詳細はこちら:https://bandai-hobby.net/campaign/detail/9/