“THE GUNDAM BASE TOKYO”BLOG

#05『海外に広がるガンプラ』

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GBWC(ガンプラビルダーズワールドカップ)の各国・エリア代表による世界決勝の舞台として第2回大会よりGFTのガンプラ東京が会場として用いられ、5、6回大会では有料ゾーンにステージと客席が設けられGBWC世界決勝が実施されてきた。

 

第7回大会である今年は新装なったガンダムベース東京で世界決勝が開催される予定になっている。日本代表選もガンダムベース東京で行われることになる予定で、今年のGBWCはアメリカ代表選の北カリフォルニアエリア予選を皮切りに各国・エリア代表選が開催されていく。

 

今回、川口はその北カリフォルニアエリア予選の審査を行うべく渡米した。

 

海外でのGBWC予選会は単独開催、現地イベント内開催等、開催形式は様々なのだが、北カリフォルニア予選はロサンゼルスで行われたAX2017(AnimeExpo2017)というイベントの中で北米エリアでのガンプラ販売を担う現地販売代理店の出展ブースにて行われた。

 

個人的にはアメリカでのキャラクターイベントはサンディエゴのコミックコンベンションのような、いわゆるアメコミをメインとしたものが多いというイメージがあったのだけれど、近年では日本のアニメ、ゲームキャラクターをメインとしたイベントも多くあるようでAXもそうした日本のキャラクターが強く打ち出されたイベントのようである。

 

映像作品もユニコーンガンダムやビルドファイターズなどの放映もあり、オルフェンズの第2シーズンの放映も決まったということで多チャンネルの米国内での視聴動向は実感としてはわからないものの、イベントに来場している人たちのガンダムに関する認知は高く、その中でも宇宙世紀ガンダムの人気は高いようで販売代理店ブースに出品していたユニコーンガンダム(RG、メガサイズ)やサンダーボルトの新製品への注目度は高いように見受けられた。

 

このようなキャラクターイベントへの来場者の多くがマニア的なファン層であり子供の来場者というのがあまり見られないためにアメリカでのガンダム認知はまだこれから広げていく必要は感じられるが、彼らキャラクターファン層がオピニオンリーダーとしてガンダム・ガンプラの認知を広げてくれることに期待したいところではある。

 

GFTにも海外からの来場者の姿は多く見られたが、十数年来アジアを軸足にガンダム・ガンプラの展開を図ってきたことはその要因のひとつになっていると思っている。

 

今年GBWCは北米エリアをアメリカ、カナダの2国に分け、欧州もフランスが新たに参加国になった。

 

アジアでもベトナムが新たに加わる。

 

そこに参加してくれるビルダーたちがユニコーンガンダムの立像の元で自らのガンプラを持ち寄り競うことに夢を描いて欲しいし、来日される方々が立ち寄りたいと思ってもらえるガンダムベース東京の姿を思い描きながら僕らもガンダムベース東京に携わっていきたいと思う。

 

 

文:川口 克己